Dawn

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「!!――バレたっ」 サヨクは逃げ始めた。 見つかった事よりも、もう少し食べたかったことを後悔しながら。 身体能力が高く、走りが速いサヨクだが、意外に警備員の数は多く、あっさり取り囲まれてしまった。 「最近噂のご馳走荒らしはお前だな……?」 サヨクは歯を食いしばって周りを視た。 だがそこに逃げ道はない。 為す術なく、十人の警備員が全員徐々に近づいてきた。
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