稀風島

終わらない悪夢

「こないだ、みんなで遊んだ帰り道に見つけたの………。
もちろん、すぐに捨てたよ。
捨てたんだけど…………次の日に何故か家の中にあったの…………」

めぐみ達は、からかってるのか？と笑いながら言って来たが、すぐに静かになる。

そんな不思議なことも有り得るのではないかと思えるほど、この巻物は気味が悪い。

「それで、中身なんだけど―――」
「見てみようよ」

めぐみがなるべく触らないように、指先だけでつまむようにして巻物を広げていく。

そしてみんなが、そこに書かれていた名前を見て驚愕した。