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誠「あー、もう疲れた。ここでいいか。」
仁「だな。入ろ。」
二人は迷うことなくBLACK MOONに入る。
仁「こんな場所にこんな店あったんだなぁ。」
誠「でもちっせーし、暗いな。」
仁はすかさず耳打ちをする。
仁「おい、誠!初めて入った店で感じ悪くしてどうするんだよ。」
誠「ギャハハ!」
誠は完全に酔ってしまってるせいか声が大きくなっていた。
回りはすでに感じの悪い二人組の男が来たという目になっていた。
誠のせいで仁まで悪人だ。
仁「おい、誠!回りに迷わ…」
誠「おっ、女の子発見☆」
もはや誠には手がつけれない。
仁「どうしてくれんだよこの雰囲気…」
誠「ねぇねぇ、彼女ひとり?」
仁「お前それ寒いって!」
誠は女性のほうに歩みよる。
それを止めようとするが仁も千鳥足なので誠についていくような形になった。
女性「ちょっ…!」
誠「やった、かわいいし!ねぇ、一緒に飲みませんかー?」
誠はいきなり馴れ馴れしく肩まで組みだした。
仁(やば…!)
女性の視線の先には連れと思われる男性がいた。
男性「てめっ…!」
白くて細い手が彼らの視界を遮る。
「はーい。ストップ~☆」
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