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ボッシュート
坂東「キミ!ダメだよ。取りあえず駅員さんの所までは行かないとな。明らかに音まで聞こえてたからな。」
仁「待ってください!誠が俺を起こす声がそんなに大きかったからってオーバーじゃないですか?」
仁は状況が飲めなかったが自分なりに解釈し誠をかばった。
坂東「ん?あぁキミ寝てたから知らないのか。まぁ私の口から言うのも気の毒だから駅員さんに事をすましてもらいなさい。」
誠「つい出来心で、嫌です!やめてください!やです!」
誠はパニックに近い状態だった。
仁「落ち着け!お前は俺を起こそうとした声でいちゃもんつけられてるだけだって。別にやましい事してないだろ?変に取り乱すと冤罪かけられたりするぞ?」
誠「無理だよ…もう無理だ…」
駅員「この人ですか。」
坂東「はい、多分携帯のデータフォルダ見たら分かると思います。」
駅員「ありがとうございます。あとはこちらで片付けますので。」
駅員「まぁ駅員室まで来てください。警察にも連絡してますのですぐくると思いますので。」
誠「仁、多分長くなるから先帰ってて…」
仁「意味分からんって。なにしてん?起こす声が大きかったからって大袈裟過ぎや、なんか変なふうに丸められたらあかんから一緒に行くわ。」
誠「…」
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