女性専用車両での真実

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女性専用車両での真実

梓「ねぇ徹子?いっつも徹子がかっこいいって言ってる人今日も同じ電車だよ?」 徹子「どこどこ!ホントだ!なんかすごいよね?いつも同じ電車とか。運命の糸とかでつながってるんじゃないかな(笑)」 梓「同じ電車に乗ることが多いってのはなんか不思議な感じもするけど意外と普通なのかもよ?だってあそこらへん店閉まるのだいたい同じ時間だったりするし。あのリーマンも昨日一緒の電車じゃなかった?」 徹子「夢つぶれるようなこと言わないでよ!赤い糸とか白馬の王子様とか信じたいじゃん。ってかなんであんなリーマンとか覚えてるのよ?わかった、あんたの赤い糸はあのリーマンまでつながってるのね、きっと。」 梓「キモイって。なんでメタボリックリーマンと運命の糸つなげるのよ?あれが白馬に乗ったら白馬が支えきれないでしょ。」 徹子「照れるな(笑)」 梓「照れてない(怒)」 徹子「あー、彼と話すきっかけほしいなぁ。向こうの車両の一番手前開いてるの…キターー」 梓「やめて、変なことさげぶの。2ちゃんねらーってまだまだ世間からは冷たい存在なんだから。」 徹子「フラグが立ちそうな予感じゃない?」 梓「だと良いですね。」 徹子「ちょっと、リーマンが降りたからって焼いてるでしょ?」 梓「はぁ?勝手に運命の人にしないでよ!ってかあのリーマンも結婚してるでしょ?あの歳で未婚とかもう結婚出来ないよ。」 徹子「略奪愛ってのも燃えるね(笑)むしろ未婚ならラッキーじゃない。絶対フラグたつわよ☆」 梓「たたないって。ってかフラグフラグってあまり専門用語出さないでくれるかな?一般人に聞かれたら痛い子チャンですよ。」 徹子「ねぇ?なんかこっち見てない?」 梓「う、ヤバいよ。あんたが凝視するからじゃない?素でなんか恐いよ。窓にへばりついてるというかなめまわされてるような圧迫感。」 徹子「…ねぇあれメールかなぁ?にしては不自然じゃない?」
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