怪盗―燕

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俺…水城蓮(みずきれん)。 ただ今…学校の自分の教室の中で、昼休みをのんびりと過ごしています。 「よぉ、暇そうだな…」 いきなり声をかけられ、ムクッと体を起こす蓮。 「んあ…誰だ…?」 「はぁ?寝ぼけてるのか?俺だよ!!俺!!」 声をかけてきた人物は必死に蓮に訴える。 「最近…いや、だいぶ前に流行った"オレオレ詐欺"か?」 蓮は目を細める。 「うわぁ~まさか本当に分からないの?」 「そうだけど…?」 蓮の一言にあちゃぁ―とか言って、頭を抱えた。
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