怪盗―燕

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「もういい加減覚えてくれよ…俺の名前は神林虎哲(かんばやしこてつ)、覚えておいてくれよ!!」 ため息をつきながら、虎哲は言った。 「虎哲か…しょうがないから、覚えておいてやるよ…」 「なんかその言い方ムカつく~」 虎哲は口を尖らしていた。 「まあ、すぐ忘れるだろうけどな…」 「え~そんなこと言わないで!!」 蓮にすがってくる虎哲。 『なかなかおもしろいな…こいつ』 蓮は心の中で思っていた。
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