第一章~好きな人は…~

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雄太は梓の元に向かって歩き出した。 梓(お兄ちゃんがこっちに来る…) 雄太は梓を無言のまま抱き締める。 梓は正直驚いていた。 私の片想いだと思っていたお兄ちゃんが… 梓「お兄ちゃん…?」 雄太「梓…」 チュ… 雄太は梓にキスをした。 ただ触れるだけのキスを 雄太は、自分のやってしまった過ちに気付き一言「ごめん」と言いこの場を去ろうとしたら… 梓「待って…」 梓は今にも消え入りそうな声で雄太を呼んだ。 梓「私…嬉しかった…」 雄太は無言のまま梓の話を聞いていた。
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