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喧嘩して、後悔して、独り涙した事もある。
でも、貴方の笑顔はそんな私の涙を瞬時に乾かしてしまう。
そんな私の気持ち、貴方はわかっているのだろうか?
目の前にある大きな扉がゆっくりと開かれると、目の前にある赤い絨毯。
バージンロードの登場だ。
私の姿を見て、ホウ……と溜め息が漏れたのが聞こえる。
綺麗ねという声も聞こえてきた。
その言葉一つ一つが、私は貴方と結婚をするのだという事を改めて教えてくれているようにも思える。
隣にいる父にエスコートされながら、赤い絨毯に足を運ばせる。
一歩一歩ゆっくりと確実に、私を待っている貴方の元へと足を運ばせる。
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