君は僕のもの。

～尚Side～虎が考えてることがわからない。この間の保健室から……。繋がっている二つの手。虎の手は、なぜか温かかった。その温かさで、あたしの心臓が生き物の様に騒ぎだす。なんでだろ？虎の手の温かさ。どこかで見覚えがある。でも、思い出せなくて…… 平然を装いながら走るバスの窓から外の風景を眺めていた

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