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ただ今…―
リビングで尚とママは向かい合わせに座っていた
中央には…――あの悪い答案があった………
マ『はぁ~』
尚『…』
…本人を前にしてこんな重い溜息されると…こっちも嫌になるよ…――
マ『尚?』
尚『は、はい?』
…ま、また雷落ちゃう;;;
マ『尚は塾とか行きたくないでしょ?』
尚『は、はい!』
…塾なんて行ったら遊びにも行けないじゃん
マ『なら…――』
ゴクリ
と息を飲む尚…
次の言葉を今かと待ちわびていた
マ『春紀クンに見てもらいましょ?』
…い、いま……
尚『は、春紀!?』
尚は、驚きのあまりその場に立ってしまった
これはママの名案?だったのかな。
けど、これがなかったら春紀の事知れなかったよね
春紀へ一歩…―
近づくための試練みたいなもの…――
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