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春紀の胸の中で泣きじゃくって数分が経っていた
…泣き止んだか?
春紀は、尚の様子を確認するために自分の胸から尚を離した
春『ぷっ』
…なんなんだよその顔っ!
尚『えっ?』
…なんで笑ってるの?
すると、春紀は片手でお腹を抑え、もう片手で鏡を指していた
尚『かがみ?』
春『そう。その顔やべぇから!』
尚は、立ち上がり鏡の前に立った
尚『!』
…な、なに……これ…――
春『お前泣いてたからパンダになったんだよ!』
尚『う、うそぉぉぉお!』
尚の顔は、涙のせいでマスカラやアイライナーが流れ落ち目の下に黒く付いていたのだった
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