第1章―連続殺人事件―

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「…ゴホッ…ゴホッ… …おい、今何て言った…?」 煙草をふかしながら、俺は水谷の言葉に思わずむせ返ってしまった。 「相変わらずいぃリアクションしてくれるねぇ♪ だから、この辺の地域にだけ広まってる『人喰い』って都市伝説があるんだよ。 安藤はそういったオカルトの類は好きだったろ?」 …聞き直してみても、確かに水谷は『人喰い』と言っていた。 「…その事…どこで?」 「あれ?もしかしてとっくに知ってた感じ? 何だ、そうなのかぁ… でも、"こいつ"は見た事無いだろ?」 そう言うと、水谷は携帯を取り出し何かを探し始めた。 暫くして目的のモノが見つかったらしく、得意げに携帯を俺の前に差し出した。 「ほれ。これなんだけどさ…」 差し出された携帯の画面には、背景が真っ黒で、うっすらと髑髏の映像が背景にあり、更にそこに赤い字で何かが記されていた。 「…裏…都市伝説…?」 「アクセス制限がかかってるから、普通の人は見れないサイトだよ。 興味あるだろ?」 「何でそんなの水谷が閲覧できるんだ…?」 「ま、深い事は気にしない。 とにかく読んでみろよ。」
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