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………ガチャ………
部屋の鍵を開け、ふたりは力無く室内に入った。
「…はぁ~…」
まず、ふたりとも大きな溜め息をついた。
ここに戻るまで、ずっと周囲の警戒を怠らずに帰ってきたため、精神的にも滅入っていた。
外は少し、日が傾き始めている。
「…何とか、無事に帰って来れたな。」
「…そだな。あん時はどうなるかと思ったけど。」
ソファーに座り、ふたりは安堵の表情を浮かべた。
「…水谷、これから…どうすればいいのかな…?」
「…ん~…
とりあえず、もう一度『人喰い』の事と…あと、ムカミの社について調べ直す必要がありそうだな。
あそこには何かありそうだし…」
「やっぱそうだよな…
…よし、じゃあ早速パソコン立ち上げとくよ。」
「おぅ、よろしく。」
俺は、デスクのパソコンに向かい、早々と起動させた。水谷は携帯を取り出し、何かを確認していた。
URLの履歴から、あのサイトにアクセスする。すると、あの不気味な画面が再びモニターを埋め尽くした。
「水谷、準備できた…けど…
…水谷…?」
水谷は携帯を握りしめたまま硬直していたが、俺の呼び掛けに無言で携帯を差し出してきた。
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