第4章―協力者―

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その書き込みには、携帯のアドレスが添付されていた。 「また随分と積極的な人みたいだ。」 水谷はそう言うと、そのアドレスにメールを送信した。 「おい、水谷。大丈夫かよ…?単なる悪戯かもしれないじゃないか?」 「ここにサブアドじゃなく、携帯のアドを載せるって事は、少なくとも悪戯の可能性は少ないと思う。 それに、もしこれが本当なら早急に連絡取りたいからな。俺の携帯のアドも一緒に送っておいたよ。」 水谷の言う通りかも… …にしても、ついさっきまで逃げ腰だった奴がここまで変われるもんかね…(笑) 「…さてと、とりあえず…もう一回『人喰い』について調べるか?」 水谷の問い掛けに、俺は少し考えた。他に気になる事があったからだ。 「…いや、それも調べ直さなきゃいけないと思うけど… それよりも"あれ"が気になるんだけど…」 「………? …"あれ"って…何だ?」 「ほら、あの祠の台座に彫られていた…魔法陣みたいな。」 「…あぁ、"あれ"か。」 …そう、あの隠すように描かれていた魔法陣みたいな模様。あんな場所にあったのが妙に気になっていた。
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