第4章―協力者―

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「…あら?もしかして私、お邪魔ですか…?」 「…な、何言ってるの!!?」 思わず奈津美と言葉が被ってしまった。 「…ほぉら、否定する息もピッタリ♪」 「………」 ふたり共、何も言えなかった。こんなシチュエーションで狙ったかのような展開、まさか現実にやってしまうなんて… 「私、ちょっとジュースでも買ってくるから、おふたりはごゆっくり~♪」 「…ちょっ!!?…瑠奈!!?」 瑠奈ちゃんはそのまま、病室を出ていってしまった。 「…全く… …てか、瑠奈ちゃんってあんな感じの子だったか…?」 「私の前では、いっつもあんなノリよ?悠紀が今まで見てた瑠奈の方が演じられてたのよ?」 「そうなのか!!?ちょっとショックだなぁ…」 「…それよりも…どうだったの?」 おっと。いきなり本題から入っちゃいますか… でも、一体どう奈津美に伝えればいいのか…全てを話してしまってもいいのか…? 心の中で、躊躇いが生じていた。 「…何を聞かされても驚かないから…見てきた事を全部教えて…!!」 奈津美は小声で俺に訴えた。 …しょうがないか… 俺は、洗いざらい奈津美に話す事にした。
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