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「…私、地元の大学で外国語を学びたい」
力強く藍は言った。
「地元…?じゃあここを離れたりしないってこと!?」
「うん!」
「そうかっ…そうかあ~!よっしゃ~!」
もちろん進路なんて変わるかもしれないが、ひとまず離れたりすることは心配しなくていいんだ!
「良かった~。外国語は話せたらかっこいいよな~!」
俺は立ち上がって喜びを隠せずに言った。
この時、藍が少し悲しそうに笑ったことも知らずに…。
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