告白のその先に

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弁当を二人で食べてから数日後。 藍は時間がある日に弁当を作ってきてくれる。 とてもありがたいのだが、この自分の胃を心配したくなるほどの量に関しては早めに何か言っておいたほうが良いのだろうか。 そんなことを考えている俺は今、桜井さんと二人で校長室で仕事をしている。 ――不器用にペンを回した。 そして、もちろん桜井さんは気づいていないであろうが、俺の体からは変な汗が吹き出し、口の渇きを感じながら仕事をしていた。
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