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それからのアタシはダンスだけに全てを注いだ。
仕事で、なかなか高校に通えず、珍しく登校したかと思えば、1時間目から、6時間目まで、ずっと眠り続けた。
3回目の高校3年生が確定した。
仕事は順調そのもので、あちこちに飛んでは、踊った。
某有名アーティストは、いつも時代の最先端を走っていて、次は外国人ダンサーをつけると決め、アタシは、離れた。
秋・・『そろそろ卒業しますか?』担任の小林先生が言った。
父のお嫁さん(母)は、優しかった。
ダンスの仕事は順調だったけれど、左目が不自由なアタシを想い、知り合いの金属工場の社長にアタシを紹介してくれた。
(踊りながら事務?ありえない)と思ったけれど、母の気持ちをうれしく感じ、がんばってみようと思った。
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