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朝礼が終わり、信也は、女の子の方を見た。
女の子は、寝ていた。見ていると、正人が寄ってきた。
正人「よう、あの子がきになんのか。」
信也「べっ、別に。」
正人「そんなことより、自己紹介もうすぐぜ。ちゃんと、あの子の名前聞かないとな。」
信也「ちゃんとは聞かなくていいだろう。」
正人「まあ、聞き逃したら、おれに聞けよ。」
信也「ハイハイ。」
(キーンコーンカーンコーン)
鐘が鳴り、先生が入ってきた。みんな、わくわくしてる人もいれば、緊張してる人もいる。
信也は、緊張していた。
先生「ええ、今から、皆さんに、自己紹介してもらおうと思います。大きな声で、どこの中学校か、それと名前に、あと好きな何か言ってください。では、前から、どうぞ。」
“始まったよ。なんて言おうかな。”
信也の耳には、ドクン、ドクンと心臓の音が聞こえていた。
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