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私は涙を流しながら、社長の家に入っていった。
そこには、頭にタオルをくっつけて、疲れきっているお母さんをみた。 でもそのタオルは、血が大量に出てて、真っ赤に染まってた…。
お父さんはお母さんを睨みつけ、無言で座り、沈黙が流れた…。
その沈黙を破ったのは社長だった。
父に向かって
「お前はいったい何をやっとるんだ💢」
「…………………。」
「ミクちゃん(仮名)今からおじさんが、お父さん叱ったるから安心しろな❗とりあえずお母さんは今から病院に行くから、ミクちゃんは家で妹達と待ってなさい。」
「はい……。」
私は返事をして急いでお母さんの所に駆け寄った。
「お母さん、大丈夫?ケガしたのは頭だけ?頭見せてみぃ」
お母さんはタオルをとり、傷口を見せてくれた。唖然として言葉が見つからない……。
傷口が10センチぐらいパックリ開いてて、血が止まらないのか、溢れでている。
朦朧としている中、お母さんは一言だけ、私に 「お姉ちゃん、ごめんね…。」
「私に謝る必要ないじゃん、それよりも、早くおばさんと一緒に病院に行ってきなよ❗妹たちは、私が家で面倒みとくから❗」
「ありがとう、お姉ちゃん」
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