消えゆく夢

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アイシア「こら、ため息吐かないの」   アイシアはプゥーっと頬を膨らませた。   浩之「違うんですよ…、俺はどっちに転んでも後悔しか残らないんですよ」   俺は表情を曇らせた。   さくら「どういう意味なの?」   浩之「なんとも言えないんですが…、そういう宿命なんですよ」   俺は相変わらず表情を曇らせたままだ。   居間に重い空気が立ち込めた時―   ガラガラ――   由夢「おはようございます」   由夢ちゃんが居間にやって来た。   浩之「由夢ちゃん、おはよう」   俺は明るく挨拶をした。   アイシア「おはよう」   さくら「おはよう由夢ちゃん。噂をすればだね、浩之くん」   さくらさんはにゃははと笑いながら俺を見た。   さくらさん……。 確信犯だこの人。 あからさまにわざと俺に振ったよ…。 俺にどうしろと…? ほら…、なんか嫌な視線感じるもん。
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