消えゆく夢

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俺は背中に突き刺さるような視線を向ける方へ顔を向けた。   由夢「浩さん?噂ってなんですか?」   由夢ちゃんはにこやかに笑っていたが眉がピクリと動いていた。   浩之「それは…言葉の文みたいなもので…、な、何でもないんですよ…由夢ちゃん」   俺は恐る恐る返答した。   由夢「どうせ、浩さんは悪口言ってたんですよ」   由夢ちゃんは口を尖らせて言った。   由夢ちゃんの中で俺はどんだけ最低な人なんですか?……   浩之「悪口なんかじゃないよ」   俺はにっこりと答えた。   由夢「まぁ、いいです。それより、早く学校行きますよ浩さん」   由夢ちゃんはそう言うと俺の腕を引っ張った。   浩之「まだ、時間あるよ…」   俺は面倒くさそうに行った。
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