消えゆく夢

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由夢「準備とかがあるじゃないですか」   由夢ちゃんはシャキッとしてくださいと言いたそうに睨んだ。   浩之「準備とかもう終わってると思うよ?」   俺はクラスの手伝いをサボっていたから曖昧に答えた。 そして…、 こたつから動こうとはしなかった。   由夢「いいから…、行きますよ」   由夢ちゃんは無理やり俺の腕を引っ張った。 変な方向に……。   浩之「痛い、痛い!分かったから、行くから引っ張らないで…」   俺は立ち上がった。 関節がいかれたかも…。   浩之&由夢「行ってきまーす」   俺は居間を出ようとしたとき…   さくら「浩之くん」   浩之「はい?」   さくら「後悔しないようにね」   さくらさんは微笑んで言った。   浩之「…………」   さくら「いってらっしゃい」   俺はさくらさんがなんでそんな事を言ったのか、その時はまだ分からなかった……。
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