700人が本棚に入れています
本棚に追加
由夢「準備とかがあるじゃないですか」
由夢ちゃんはシャキッとしてくださいと言いたそうに睨んだ。
浩之「準備とかもう終わってると思うよ?」
俺はクラスの手伝いをサボっていたから曖昧に答えた。
そして…、
こたつから動こうとはしなかった。
由夢「いいから…、行きますよ」
由夢ちゃんは無理やり俺の腕を引っ張った。
変な方向に……。
浩之「痛い、痛い!分かったから、行くから引っ張らないで…」
俺は立ち上がった。
関節がいかれたかも…。
浩之&由夢「行ってきまーす」
俺は居間を出ようとしたとき…
さくら「浩之くん」
浩之「はい?」
さくら「後悔しないようにね」
さくらさんは微笑んで言った。
浩之「…………」
さくら「いってらっしゃい」
俺はさくらさんがなんでそんな事を言ったのか、その時はまだ分からなかった……。
最初のコメントを投稿しよう!