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由夢「それは…もちろんそうですけど…、時間とか…?」
由夢ちゃんは頬を染めたまま照れるように聞いてきた。
浩之「あぁ…、大丈夫だよ。俺が12時半に由夢ちゃんを迎えに行くから」
由夢ちゃんこの事を確認したかったのか。
由夢「違いますよ。私が浩さんを13時に迎えに行くんですよ…」
由夢ちゃんは忘れてるじゃないですか、と言うように俺を見た。
浩之「いや…、ほら、俺クラスに居ないかもしれないからさ…」
もちろん、クラスを手伝う気はないから居ないんだよな。
手伝ったら、自由時間消されるな…。
由夢「絶対に、13時までにはクラスにいてくださいね!」
由夢ちゃんは語気を強めていった。
由夢「私は、あっちなので。浩さん、忘れないでくださいね」
由夢ちゃんはげた箱の前で念を押すように言って教室に向かった。
その後ろ姿は、嬉しそうだった…。
浩之「はいよ」
まぁ、俺が迎えに行く結果になるんだけどね…。
俺も自分の教室に向かった。
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