踊れ!騒げ!クリパ!~二日目

7/23
前へ
/225ページ
次へ
浩之「ん?あぁ、由夢ちゃんを迎えに……」   俺は教室を見渡しながら言った。   ん~…。 もしかして、居ないかな?   美夏「由夢か、由夢ならあそこにいるぞ」   美夏がそう言って指を差した方を見た。 そこには椅子に座っている由夢ちゃんがいた。   美夏「美夏は用があるからもう行くぞ」   美夏はそう言って行ってしまった。   浩之「おーい、由夢ちゃ~ん」   俺は教室の入り口のところで呼んだ。   由夢「へ?」   由夢ちゃんがこっちに振り向いた。 そして、クラスの連中も俺を見た。 俺は、手をひらひらと振って由夢ちゃんに挨拶してみた。 その間、由夢ちゃんは、驚きながらこっちを見て口をパクパクとしていた。   ん? 由夢ちゃんなんか言ってるのかな? なに言ってるか全然聞こえない…。   俺が困ったような顔をしていると、由夢ちゃんは真っ赤な顔をして急いで俺の方に歩いてきた。
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

700人が本棚に入れています
本棚に追加