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俺の手にはたこ焼きが2つ美味しそうな香りを立ち上らせていた。
由夢「浩さん、ここで食べましょう」
浩之「ん…、じゃあ、いただきます」
俺と由夢ちゃんはベンチに座ってたこ焼きを頬張った。
由夢「結構美味しいですね」
由夢ちゃんはホクホクと食べながら聞いてきた。
浩之「……こ、これは、蛸の真珠箱や~」
俺は某タレント風に叫んだ。
由夢「……はぁ」
由夢ちゃんは盛大にため息を吐いた。
浩之「いや、軽い冗談だから…、うん、美味しい」
由夢「この後は、どこ行きます?」
由夢ちゃんは、俺のパンフレットを見ながら聞いた。
浩之「ん~、クリパ初めてで何が面白いか分からないからな…、由夢ちゃんに任せるよ」
由夢「そっか…浩さん、クリスマスパーティーは初めてなんでしたね」
由夢ちゃんは思い出したように言った。
浩之「あぁ、昔はクリパなんてもんは無かったからね」
俺は懐かしむように言った。
そういや、あの頃は文化祭と送別祭しか無かったからな…。
あいつらがいたら、大変なことになってたろうな……。
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