踊れ!騒げ!クリパ!~二日目

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浩之「ふぅ…、ちょっと危なかったね」   なんとか拘束されなくてよかった。 アレが出来なかったら俺の歴史に泥を塗っちまうからな。   由夢「まさか、高坂先輩を言い負かすとは思いませんでしたよ」   由夢ちゃんは意外そうな顔をして言った。   浩之「はは……」   逆に手の上で踊らされてた気も……。 よくよく考えると、俺いじられただけかもしれないな…。   由夢「でも、浩さんって不思議ですよね」   浩之「ん?そうか」   俺はどの辺がと聞き返した。   由夢「うん、なんか不意に大人っぽい面とかありますよ」   大人っぽいか………。 そりゃあ、歳が歳だしな…。 でも、由夢ちゃんにそう言われると嬉しいな。   由夢「普段はダメダメで―」   グサッ!――   あれなんだろ? 胸が痛いよ……。   由夢「バカなことばかりしてるのに――」   グサグサッ!――   どんどん俺の心に突き刺さって行くよ……。 そうか由夢ちゃんはそんな風に思ってたんだね。   浩之「…………」   俺は先程までの楽しい顔はなく、ショックに打ちひしがれていた。   由夢「どこか――。って浩さん、なに落ち込んでるんですか」   由夢ちゃんは隣の俺を見て驚くように言った。
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