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浩之「そ、それは、しょうがないだろ」
俺はばつが悪そうに言った。
由夢「可愛いと思うんだけどな~」
浩之「そう言われても、無理なんです」
笑っている由夢ちゃんにきっぱりと言った。
由夢「ふふ…」
浩之「はは…」
俺と由夢ちゃんはお互いの顔を見て笑った。
まぁ…、結局のところアニマルセラピーは俺に十分なほど発揮され、落ち込んだ時が嘘のように今は落ち着いた優雅な気分だな。
由夢「浩さん、次はどこいきます?」
俺より一歩前で止まり振り向いて聞いてきた。
浩之「え?あ、うん…、ここで少しのんびりしようか?」
俺はパンフレットにある喫茶店を指で示して言った。
俺は振り向いた由夢ちゃんの笑顔にドキッとしてしまった。
その感情が引き起こす辛さを知りながらも……
このままなら、俺は流れのままに進んでいくのだろう……
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