はじまりの日

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うーん…あの桜の木なんか気になるな……………俺が考えごとをしていると   さくらは笑いながら さくら「浩之くん?考えごとなんかしてどうしたの?」   俺は誤魔化すように笑いながら 浩之「あっ…いえ…何でもないですよ。そういえば、さくらさんは何で俺に話しかけたんですか?もしかして………誘拐?」   ビシッ―   浩之「ぐはぁっ」   さくらさんの平手が腹部を直撃した。   拗ねたように さくら「ムゥッー…違うよ。失礼しちゃうなぁ。浩之くん今にも泣きそうだったからだよ」   嘘…俺泣きそうだったのか? そんなはずないよな?   さくら「そりゃあ…もう今にも目からこぼれそうだったよ」   うなだれるように 浩之「ハハハッ…そうだったんですか。さくらさん、もう1つ質問なんですけど?」   さくら「にゃはは。何でも聞いてよ」   と、楽しそうに笑っていた。   浩之「さくらさん今何歳で――」   ビシッ―   さくら「レディに歳を聞くなんて失礼だよ!!」   背中を叩かれた。   浩之「じょ…冗談です。」  ニコッと笑いながら さくら「まったく…ほら、早く帰ろう。僕お腹ペコペコだよ」   きっと…これから、楽しい時間が来るのかもしれないな……………………俺はそんなことを考えながら、さくらさんの後を歩いて行った。
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