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『いいでしょって……。
お前なぁ、
もし俺がここで、
着替えの真っ最中だったら
どうすんだよ?』
「どうって…べつに?
お互い一緒にお風呂入ったり
したじゃんー。
今さらどってこと
ないでしょ?」
そう言いながら……
結菜はにこっと笑った。
『……はぁ…』
「なにー?
ため息なんかついて!」
きっとこいつは――
俺と結菜が
“男”と“女”だってこと
実感してねぇ。
まぁ俺だって……
だからなんだって感じだけど。
「そんなことより!
見て見て宏哉!
念願のセーラー服!!」
『はいはい。
かわいーかわいー。』
「なにー?
そのどうでもいい言い方!!」
結菜はぷーっと頬を膨らませた。
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