メモリー1 幼なじみ

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『そんなにお近づきに なりたいわけ?』 「だってさぁ…… 可愛くねぇ?」 『……はぁ?』 そう言う蓮の目は輝いてる。 瞳にハートマークがつきそう。 『可愛い?結菜が?』 「当たり前だろ! あの結菜ちゃんて子、 ひそかに人気あるんだぜー。 きっとすぐに 誰かのものになんね。」 『……ふーん…』 結菜が可愛い? モテてる? そんなこと―― 考えたこともなかった。 (たしかにまぁ…… ブサではないよな。 可愛い部類に入るのは わかる気がする) でも―― それ以上の感情はわかんねぇ。    
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