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『まず、ここへあなたが来た目的は火の都市のブレイザー国王よりフレイア王妃の遺灰をこの翡翠撞に流すため……ですよね?
その理由として、口にはしていませんが 一度フレイア王妃にお会いしてみたいと微かな思いを寄せてやって来たのでしょう』
ウインディーネは次から次へとレッドの思っていたを言い当て驚きを隠せないレッド。
『お前。
………預言者か、何かか?
スゲー全部当たってる』
『フフフ。
別に預言者ではありません。
ただ、この翡翠石と水達の波紋を通して人の心の声が聞こえてくるのです。
元素の摂理と言うのでしょうか?
水は元素の源泉のひとつ。
水は人の心の鏡。
全ては、そこに映し出されます。
さあ、あなたが望んでいた通り。
フレイア王妃が現れます』
パアアッ
ウインディーネがそう言って泉を覗くと中から一人の女性が現れた。
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