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ウインディーネ『待ちなさい!!
アクア!
一体、どう言うつもり?
大病をわずらっている貴女が、勝手に身体を抜け出して魂だけで、そこらをホイホイと歩き回るなんて!!
幽霊気取りもいい加減にして下さい!』
アクア『ちょっと~!!
ウインディーネ!!
アンタ、色々としゃべり過ぎ!
せめて、この不法侵入してるコイツをどうにかしてからに……』
レッド『あのよ~!!
さっきから黙って話を聞いてれば、不法侵入とか勝手なことばかり言ってくれてるけど、俺は火の都市の皇子レッド・フレアスター。
この翡翠撞には、ちゃんと用事があって来たんだ。
ほら、王族としての証に銀の剣に刻まれている烈火の紋様がその証拠。
ここまで、見せれば納得してくれるかな、お姫様?』
レッドがアクアの目の前に立ち、話をするとアクアは頬を赤らめて、そっぽを向いて。
アクア『そ、そうだったのか。
それは、誤解をしてしまった私が悪かった。
紹介が遅れたな。
私は、マリン国王の娘でアクア・ウォータースター。
今は、飛んだ病に侵されちゃって、身動きが取れないから完治したら、ちゃんと挨拶するから今は勘弁してね』
アクアは急にレッドが皇子だと分かった途端に お姫様らしく清楚な雰囲気になった。
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