65人が本棚に入れています
本棚に追加
―PM1:00―
昨日の依頼からすでに一日が経っている。
青年はパソコンの画面を食い入るように見ていた。
すると―――――
コン、コンコン。
窓を何かが叩いている音が聞こえてきた。
「レスター…!?」
予想通り、窓を開けるとそこにはレスターがいた。
かなり疲れているのかレスターは青年の両手の中で羽を休めた。
「レスター、あの子は見つかったかい?」
「ミツケタミツケタ。レインガイノコウエンニイル」
レイン街は隣街だから、列車を使えばすぐにでも行ける。
青年はレスターを鳥かごの中に入れ、事務所を出た。
最初のコメントを投稿しよう!