2限目~探し物はなんですか?~

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誠二「あっ…巧がいる…どーした?熱でもあんのか?」 俺「ん~?俺が早く来たら都合悪いのかなぁ?」 誠二「頼む。お前がそーゆー喋り方をすると、妙に怖いんだ。」 俺「失礼なやつだなぁ…よし。期待に応えるとするか。」 誠二「ゴメンなさい許してください俺が悪かったです。」 俺「ノンブレスでいきやがったな。よし、許してやろう。」 誠二「…時々考えるんだけど、なんで俺はお前の友達やってるんだろうなぁ。」 俺「俺のために決まってるじゃないか。」 誠二「…………あ、そうそう。坂本絢の情報を仕入れたぞ。」 俺「お前はどこからそんなの持ってくるんだ?」 誠二「それは内緒だ。」 俺「まぁ、いいか。よし、ファルコン。報告してくれたまえ。」 誠二「イーグルじやなかったのか?」 俺「気にするな。報告ヨロシク。」 誠二「了解。坂本絢の友達によりますと、身長は147cm、体重は35kgだそうです。」 俺「細いを通り越して、小さいな。」 誠二「3サイズは分かりませんでした。」 俺「それは聞いてないから調べなくてよろしい。」 誠二「ラジャ。あと、気になることが一つ…。」 俺「うむ。言ってみなさい。」 誠二「同じ中学だった子から聞いたのですが、中学時代はもっと笑っていたそうです。病気のせいでしょうか?」 俺「う~ん…イーグルよ。」 誠二「ファルコンな。」 俺「ファルコンよ。」 誠二「はい。」 俺「そこから先は俺も直々に動こうじゃないか。」 誠二「なっ…ボス自ら!?」 俺「お前はまだ経験が浅い。いくら優秀なエージェントとは言え、俺には少しおよばんよ。」 誠二「わ、分かりました。」     そこで、俺は気になったことを聞いてみた。     俺「ところで、お前の情報源はどこなんだ?」 誠二「そいつぁ言えねぇな。」     キャラが変わりやがった。     俺「ふむ…分かった。俺なりのやり方でいくか。」 誠二「ってか、巧なら俺が調べられないとこまで知れそうだよなぁ…俺の秘密とか握ってそうだもん。」 俺「…バラしていいのならバラすけど?」 誠二「待て。なんのことだ?言ってみろよ。」 俺「言ったら面白くないじゃないか。まぁ、そのうち楽しみにしてろよ。」 誠二「…謝れば許してくれるのか?」 俺「気持ちを込めてな。」 誠二「マジでゴメンなさい。」 俺「許そう。さて、今日も一日頑張るか。」     なかなか扱いやすいもんだな。
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