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シュッ…パーン。
よし。
さすがに昨日よりは当たるかな。
あのままじゃやばかったからなぁ。
とりあえず、3割くらいは当たるようになってきたし、あと4射でやめとくか。
最後は回中でしめてやった。
美優「集中力回復してきたんじゃない?昨日は乱れまくってたもんねぇ。」
俺「どうだろうな。とりあえず、最後の4射は意地だ。まだまだおかしいよ。」
美優「そっかぁ…あたしは見事絶好調~。」
俺「うむ。俺のおかげだな。感謝の気持ちをジュースで示せ。」
美優「う~ん。巧のおかげなのかなぁ…まぁ、いいや。今度ね~。」
ちっ。
ジュース飲みそこねた。
着替えて携帯を見たら、絢からメールきていた。
絢「今頃、巧さんは部活中ですよね。今日も探しますか?」
う~む。あの話を聞いた後なだけに、頑張らなきゃなぁ…!
俺「バイトがあるから2時間くらいならいいぞ~。」
絢「ありがとうございます。バイトは大丈夫なんですか?」
俺「学校には報告してないから内緒にしといてくれ。あ、中庭にいる?」
絢「内緒なんですか?生徒会役員さんが?今はまだ教室です。中庭に行きますか?」
俺「生徒会役員さんでも、生活かかってますから。教室に行くから待ってなさい。」
教室に着くと、絢は勉強しているようだった。
俺「よっ。お疲れ~。お勉強中かね?」
絢「あっ。部活お疲れ様でした。あんまり成績よくないから、今日の復習してました。」
俺「俺は、復習なんかしたことないぞ。」
絢「よくそれで進級出来ましたねぇ。」
俺「自分でも不思議だ。日頃の行いじゃないかねぇ。」
絢「生徒会役員さんですからねぇ。」
俺「校則違反しまくりだけどな。」
そう言うと、絢は少し笑った。
ホントにいい雰囲気で笑ってくれるよなぁ。
俺「さて、行くとしようか。」
絢「はい。」
また二人乗りで図書館に向かった。
1時間くらい探してみたんだが、やっぱり見つからなかった。
俺「タイムアップか…絢、送っていくよ。」
絢「いつも時間取らせちゃってゴメンなさい。」
俺「気にすんな。俺がやりたくてやってんだから。」
絢「高原さん…ありがとうございます。」
俺「どういたしまして~。ってか、1ペナな。」
絢「あっ!」
俺「あと4回~。」
楽しくなってきた。
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