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僕は、今日も屋上にいる
彼女は、昨日の今頃
僕に話した過去の足を失った日
僕は、入学式の前日この街に帰ってくるとき目にカラーコンタクトを入れメガネをかけて髪を黒く染め直した
誰にも俺だと知られたくないからだ
入学式の日は、まだ中身は、俺だった
僕は、俺という本当の自分を隠し
名前も偽ている
真柴 斗姫(ﾏｼﾊﾞ ﾄｷ)とあまり男らしくない字を当てた
２年前、姉は殺された
２年前、彼女は、藤村 静音(ﾌｼﾞﾑﾗ ｼｽﾞﾈ)は、足を失った
入学式の日、藤村は、まだ他人に頼りながら歩いていた
だけど彼女は、次の日になると頼るより頼りにされるように努力を始めた
だから何なのかは、わからない
だけどなぜか重なるものがあった
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