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「行ってらっしゃい♪」
笑顔で 手を振るセレナに、
椿は、一礼して 森へ向かう。
トラは彼女とハグを交わし、後に続いた。
二人で行く道に、昨日程の不安は無い。
「なんか出てくるかな?」
椿は、巨大コウモリに襲われた時の事を思い出していた。
「俺がいるから大丈夫だよォ~」
トラの答えに思わず吹き出した。
まるでお姫様を守るナイトだな
心配とは裏腹に、
何事もなく 町に辿り着く事ができた。
もう、空に星が見え始めている。
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