学校2

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京の席は廊下側の壁際にあり、前から四番目にある 「あった、あれか」 京は急いで自分がいつだかを見た 「なっ、今日の二時半。やばい、まだ言ってない」 そう言って携帯を取り出して家に電話をかけた 「えー、こちら狩野ですが」 やる気のないあいつがでた 「長ですか」 「紗枝だ。どうした、京。三者面談ならちゃんと行く。全く、たまには信用ってしてるか」 最後の言葉に京は身震いした。電話腰でも紗枝の表情がわかるような声だったからだ 「はい、すいません。お手数かけます」 そう言って電話を切った 「という訳だからすまん。また今度な」 「うん、まぁ、しょうがないよね」 「じゃあな。気をつけて」 そう言って教室から出て行こうとした美羽に手を振った 「そちらこそ、ちゃんと進路決めてね」
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