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(はっきり言おう。生きた心地がしない)
面談が終わってすぐ、二人は家に帰宅した
そして少し時間がたち、いつも通り京が飯を作ろうとして台所で見たのは紗枝の手料理
いや、ただの手料理ならまだいい。だが紗枝の料理の腕前は・・・
「たーんと召し上がれ」
今、京の目の前にはヘドロが一皿ある。本人いわく、カレーらしい
「たまには私もしっかりしないとな。それにまさかあんたがあれだけ成績いいとは思わなかったわ」
ヘドロのような物を食べようとしている京の前に新にヘドロが用意された
「凜の方はどうだったのですか」
「凜も我が子じゃないわね。あの成績は。
おかしいわね。いつ勉強したのかしら」
(何を言ってるんだか。高校にあがるのに百万渡して株で稼がせて、さらに今払っている学費さえ俺達持ちだ。誰だって頭がよくなるわ)
そんなささいな事を思っていたら凜が二階から下りてきた
「なんか変な臭いするけど何を作ってるの、京」
「残念ながら俺は今日作っていないぞ。ほれ、おまえの分だ」
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