手榴弾投擲器

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手榴弾投擲器

いわゆるグレネードランチャー。 この兵器のルーツは、日本軍が迫撃砲として使用していた、手榴弾を弾体にして発射する「擲弾筒」だ。 グレネードランチャーは、迫撃砲の最小射程と手榴弾の最大投擲距離の間の「火力の空白地帯」を埋めるために作られた。 初期のものはランチャー形式ではなく、ライフルの先端に差し込み、空砲のガス圧で発射する小銃擲弾(ライフルグレネード)といい、角度を計算して上方に撃ち上げ、装甲車への攻撃などに用いられたのだが、弾丸の小口径化による弾薬の圧力不足、グレネード使用時には通常弾を使用できないという欠点があったために、現在は残っていない。 後のベトナム戦争で、始めて専用発射器「M79」が登場した。 中折れ式のランチャーで、味方を巻き込まないように一定の距離を飛ばないと爆発しない安全装置もついていた。 しかし、大きいために同時にライフルを装備できず、安全装置圏内に迫った敵に対処できなかった。 やがて、アサルトライフルのハンドガード下部にランチャーをつけられる「M203」が登場した。 固定式や車載式の場合は、弾薬ベルトで給弾するため、火力増強に貢献している。
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