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・汎用機関銃
汎用機関銃(マルチパーパスマシンガン)一人でも運用可能で、二脚や三脚、対空架など状況に応じてパーツを組み換えることで、様々な状況に対応できる。
ベルト給弾、大容量の専用弾倉、アサルトライフル弾倉等、給弾方法は様々。
現在、アメリカや日本で採用されているMINIMI分隊機関銃も、分類上は汎用機関銃に分けられる。
機関銃は二脚や三脚を使用すると前述したが、これは単に命中率を上げるためだけではない。
銃が安定することで、確実な給弾に繋がる。
機関銃にとって、銃身の焼き付きと装弾不良は弱点であるため、二脚や三脚が欠かせないのである。
機関銃の大きな弱点として、銃身の加熱があげられる。
大口径の弾薬を使用するため、発射薬の量は多い。その弾薬が燃焼するときに発生する熱、弾丸が銃身を通過する時の摩擦熱によって、銃身は加熱されていく。
この現象は100発程度の連射で起き始め、熱による膨脹、変形で命中率を低下させてしまう。
この状態で射撃を続けてしまうと、銃身を必要以上に痛め、寿命を大きく縮めてしまう。
また、熱を持った銃身で射撃を続けると、薬室にたまった熱で雷管が自然発火し、引き金から手を離しても射撃が続いてしまう「コックオフ」という現象を引き起こしてしまう。
これらの問題を解決するために、様々な冷却方法が考えられた。
主な冷却方法は、液冷、空冷である。
航空機のエンジン冷却にも同じ方法が採られている。
液冷は液体を使用して冷却するのだが、冷却効率がいい反面、水等の調達が難しい。
このため、現在の機関銃は空冷式が主流である。
空冷式の場合、約500発撃った時に銃身を交換する。この事で、1時間は射撃が可能である。
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