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「ふぁぁ…。」
今、俺が入学した高校の入学式の真っ最中だ。
「え~…
……でありまして、新入生の皆さんは………」
前では校長が入学式の挨拶をしている。
『ったく…。
話しがなげぇ…。』
眠くて仕方なかった俺は、高校生活最初の大事な式で寝てしまっていた。
中学時代は真面目では無かった為に、最初から不真面目っぷりを発揮していた。
というか、真面目な奴が入学式に金髪で行くか?ってな具合な俺
式が終わり、自分達のクラスへの移動となった
因みに俺が入学した学校は、専門学科に別れた学科で
俺が入ったのは土木科
別に土木に興味があった訳ではなくて
単に頭が悪くて入る所が無かった…
という理由、興味もある学校もあったが…
成績が…ね?
それで親が土木関係の仕事をしていたから、入学に有利だろう、って事でこの学校を受けたら
合格ってな具合
話しが戻ってクラス移動
土木の教室はE科と呼ばれ、Eクラスだ。
教室に着いて自分の出席番号の席を探す。
『14…、14…。
あったあった。』
自分の席に着くと、担任の先生らしき人が3人来た。
『3人?…。なんで?』
疑問に思って居ると、背の高い奴が教卓の前で喋り始めた。
「僕が担任の玉地です。これから一年間宜しくお願い致します。」
『担任?あぁ、残りの2人は副担任って事ね。』
頬杖をついて聞いて居たが、話しを聞いているのが面倒になったので
早速目の前の席に居るクラスメイトに話しかけてみた。
「なぁなぁ。入試の時に俺と喋った奴よな?自分」
振り返りながらそいつは返答してくれた、
「ん?あぁ。そうやね!俺は○○!よろしくー。」
(こいつは後々、話に出てくるわけではないので省きます。)
「中学校どこやった?」
てな感じで適当に話して
睡魔に襲われたので担任と副担任二人の話は聞かずに寝てしまった。
『なんで睡魔ってこんなに凶悪なんだろうか…。』
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