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【立】 火の粉くすぶる “はきだめ”に もはや 何をすることも忘れ 虚ろな眼をした獣が 唸る 吐き捨てた言葉は 強がりと憎しみ 希みを守り通す気力 など とうの昔に消え失せた 五月蠅いと 耳を閉ざした“けもの”よ それはお前 つまり己だ 己を恐れ闇をひきずるな強がりの影に潜む弱き者よ 一度立ち止まり 辺りを見てみよ そして受けとめ 己を越えよ
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