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おじいさんは続けました。
「ええかペシェ、ファジー。鬼が来ても逆ろうたら あかんぞお。自分らぁの身を守らなあ あかんけんなあ。生きとらなんだら なんも出来やせん。怪我しても ええ事は無い。我慢して働くんじゃ…。お前らは水しか飲まんけんのう、生きていけようが、じゃけんワシの夢なんじゃあ。」
ファジーは聞きました。
「…このまま食べ物が無くなってしまったら…おじいさんや おばあさんや 村の人たちは どうなるの? まさか死んでしまうの?」
おじいさんと男の人は言いました。
「大丈夫じゃ、お前らが気にせんでええわい。さあ今日も働こうかのう。」
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