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幾日かが過ぎました。
今日は いつになく、ペシェとファジーは ご機嫌です。
質素な晩ご飯を家族で食べながら 幸せに満ちていました。
ペシェ「お水 美味しいね、ファジー。」
ファジー「とっても美味しいわ。私ね、この村の人 みぃんな大好きだけど、おじいさんと おばあさんに拾われて とっても幸せだと思うの。」
おばあさんが嬉しそうに笑いながら答えます。
「どしたんじゃあ、急に。こんな年寄りの所じゃなかった方が ええに決まっとろうが。」
ペシェ「僕たちは まだまだ子供だけど、少しは思いやりや優しさが分かるようになってきたんだよ。おじいさんと おばあさんは 僕たちを とっても大切にしてくれてる、ありがとうね。」
ファジー「ふたりには まだまだ長生きしてもらわなくっちゃ。私たち頑張るからね。」
そんな風に話しながら、いつものように家族で眠りにつきました。
それを見計らって、ペシェとファジーは起き出したのです。
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