もうひとつのラストフレンズ

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変だよね。   私は女だから、あなたは女だから、普通は諦めるんじゃ無いかな。 でもわたしは違ったんだよ。 強くなれた気がした。 あなたを好きだと自覚した瞬間に、自分の正直な心に、違和感のある体に、目が覚めたんだ。     本来の私の生き方は   女であるあなたを、嘘偽りの無い心で愛する事なんだって。     無邪気な笑顔で私に触れる貴女を、違う心で受け止めたかった。 揺らぎくすぐられるこの心を。身体を。 私はあなたの笑顔を無くしたくなくて、ずっと笑っていて欲しくて。   伸ばしかけた腕を何度も下ろしたんだよ。   ミチル。     大好きだよ……。       .
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