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「ん?何が??」
ヒトナリが不思議そうに聞き返した。
「私も…記事に載ってる人たちみたいに殺されるのかなぁ??」
泣き出しそうな顔からは不安で一杯と言う心の叫びが感じ取れた。
「オレの右手に宿った力は…お前を守るためにあるんだょ。」
バシッ!
「ここ図書館!
恥ずかしい!!」
ノリコの事を安心させたくて出た言葉だった。
ノリコはヒトナリの発言に照れ臭いと言わんばかりの突っ込みだった。
「たまたま巻き込まれただけみたいだから大丈夫よね。」
「そうかもな。」
このまま何も起きなければ良いと二人は思っていたが…
すでに柊 法子は黒い物体に狙われているとはノリコ本人も考えていなかった。
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