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ヒトナリは自分の部屋にたどり着いた。
テレビではニュースで地下鉄の事件が放送されていた。
あの光景を思い出すと恐怖心が再びやってきた。
pipipi…
pipipi…
ヒトナリの携帯が鳴っているが気分が乗らなかったので鳴り止むまで待った。
何度も着信が入るので観念した。
ガチャッ…
「もしもし…」
「ヒトナリ?何で電話出ないのよ?」
「悪い…」
「どうしたの?
何かあった?」
何かあったがヒトナリはノリコに言わなかった。
「ニュース見た?
あそこら辺も物騒だね…
この前も無差別殺人あったし。」
「そうなんだ…。
今日楽しかった?」
「楽しかったよ!
聞いてょ!!
シュウのやつってば………………………………」
ヒトナリは相槌を打ちながらノリコの楽しそうな話を聞いていた。
2時間が経っても永遠とシュウの話をするノリコに少し嫌気がさしたので、寝ると言って終わらせた。
「シュウ!シュウってうるさい!!」
イライラしながらヒトナリは寝ることにした。
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